お知らせ - 2011年

多摩でイルミネーション 2011年を回顧

多摩キャンパス学園通り 大妻女子大学多摩キャンパス(東京・多摩市)の冬の風物詩、ウインターイルミネーションがキャンパス中央を東西に貫く学園通りで始まっています=写真。電飾をともすのは、クリスマスまで。他方、千代田キャンパス大学校舎では、1階のエントランスホールの一角にクリスマスツリーが飾られました。2011年も終わりです。

人の絆の大切さを認識

散乱する試薬. この1年、いろいろありました。いの一番に思い出されるのは、何と言っても3月11日午後2時46分発生の東日本大震災でしょう〔写真は散乱する試薬(千代田校大学校舎)〕。当夜は、帰宅困難となった学生・生徒多数が校内で過ごしました。その後の安否確認で、被災地域出身の学生763人の全員無事が確認されたのは何より。同19日の卒業式は中止に。卒業式に代わる「卒業を祝う会」の開催は、新学期4月30日の文学部英文学科を皮切りに、学科専攻単位で12月まで断続的に開催されました。

 未曽有の天災は、人と人との絆の大切さをあらためて認識させ、学生の呼びかけがきっかけとなって、中止となった謝恩会・卒業パーティー費用を義援金に充てる動きが学内に広がりました。4月被服学科と短大家政科の有志の先生は埼玉・加須市へ集団避難した福島・双葉町の子どもたちへスクールバッグを贈り、6月本学は気仙沼の幼稚園へ家具を寄贈しました。社会情報学部社会生活情報学専攻教員と学生の被災地で救い出された写真をデジタル復元する「思い出サルベージ」のボランティア活動は、被災地へ出向かなくてもできる活動としてメディアから注目されました。12月13日千代田区と防災協定を結びました。

 新年度の学事スケジュールは予定どおりスタート。余震も続き原発事故発生もあってご批判はありましたが、「安全に配慮しつつ、教育機関としての大学本来の責務を果たす」(3月24日学長声明)とし、4月3日には入学式を挙行。本年度から新たにスタートしたものとして、短大家政科に第三の専攻「生活総合ビジネス専攻」が開設され、教職総合支援センターが発足、大妻コタカ記念会は、公益法人改革で一般財団法人として再スタート。6月記念会は、大妻コタカ記念会館(新会館)竣工(しゅんこう)披露式典を祝いました。大妻女子大学国文学会は、大妻文庫第一冊として7月「徒然草」を出版しました。生活科学資料館が2月末に博物館相当施設に指定されたのも忘れてはいけません(12年4月から大妻女子大学博物館に改称)。

 大妻新世紀プロジェクトにも着手しました。3月、大震災直後の14日に安全祈願祭を行って3番目の学寮として大妻久我山寮建設工事が着工され、12年度には新寮生を迎え入れます。6月千代田キャンパス再開発プロジェクト(大妻女子大学千代田校舎建て替え工事)の新校舎1期棟建設用地となる第25興和ビルの取り壊しが始まりました。11月21日には地鎮祭を執り行い、いよいよ新校舎建設が動き出しました。2期棟まで全体が落成するのは14年4月の予定。長丁場となります。

興和ビル現場12月7日

    千代田キャンパス再開発プロジェクト・新校舎1期棟建設用地の様子(12月7日)

キャリア教育元年

就業力GP(多摩). 2011年度は、キャリア教育元年として本格的に本学が同教育に踏み出した年としても想起されることでしょう。入学式翌日の4月4日、短大新入生対象に「短大スタンダード」の講座がスタート。キャリア教育センターは、組織は前年度半ばに発足していましたが、5月「大妻マネジメントアカデミー(OMA)」を千代田・多摩両キャンパスで開講しました。就業力GP「質量両面の就業力向上のためのキャリア教育」の取り組みでは、5月新入生対象に「学びのマップ」作成講座が多摩=写真=と狭山台のそれぞれのキャンパスで始まり、前年度からの継続事業ですが、卒業後までにらんで今後さまざまなキャリア支援の取り組みが続きます。前年度「キャリア・デベロップメントプログラム(CDP)」の授業で、学生が伊豆市観光振興策として提案したご当地バーガー「THIS伊豆LOVEバーガー」は今年、同市内4ヵ所で商品化され、マスコットキャラクター「伊豆乃4姉妹」は、観光パンフレットなどに登場し始めました。

 最後に、悲しい別れもありました。大震災直後から入院されていた大場幸夫学長はおよそ2カ月の闘病のかいなく、5月13日、在職中のまま74歳で死去。本学改革道半ばの惜しまれる死でした。次の元教授も亡くなられました。謹んでお悔やみを申し上げます。石川甲子男(1月24日)▽村上弘幸(6月20日)▽小林祐二(10月4日)▽桐山修八(10月8日)▽小笠原ゆ里(11月24日)