お知らせ - 2011年

須田教授ラーニングコモンズ・イベントで講演 ◆次回10月29日は松村教授◆

参加者と須田喜代次教 文学部日本文学科・須田喜代次教授が9月17日、大妻女子大学千代田キャンパス図書館ラーニングコモンズで、本年度第4回ラーニングコモンズ・イベントとして「書を捨てず、町へ出よう―文学を歩く―」をタイトルに講演しました。
 先生は、森鴎外記念会の常任理事を務める鴎外研究の第一人者。この講演はラーニングコモンズが8月にリニューアルされてから初のイベントとなりました。〔写真は、熱心にメモを取る参加者。須田喜代次教授(左上)〕

 先生は鴎外の小説「青年」を取り上げ、主人公・小泉純一のたどった道を鴎外立案の地図「東京方眼図」の上で追いました。参加者は先生による「新撰東京名所図会(ずえ)」の解説を聞きながら明治期の東京に思いをはせました。

 小説の追体験を楽しんだ参加者に対し「小説は虚構の世界ですが、私は現実世界と等しいほど価値のあるものだと思います。そして小説の現場に行くことも大切なのです。主人公の目線・歩く距離・地形を体感することで、そこに当時の風景が浮かび上がって見えるのです。皆さんも書を捨てず、持って外へ出て、ぜひ歩いていただきたい」と先生は力説しました。

 講演後は、新装なったラーニングコモンズの見学で盛り上がるなか、「私の所属は日本文学科ではなく英文学科ですが、以前に受けた須田先生の授業がおもしろかったので、今日は聞きに来ました。参加して良かった」と感想を話した学生の笑顔が印象的でした。(図書館・川上美香)

次回は空海の書を巡って

空海の書ポスター 次回(本年度第5回)ラーニングコモンズ・イベントは「空海の書―なぜ日本の書聖となり得たのか?」を題に文学部コミュニケーション文化学科・松村茂樹教授=写真右=が、10月29日(土)午後1時から同じく図書館ラーニングコモンズを会場に講演します。
 「弘法にも筆の誤り」「弘法筆を択(えら)ばず」とも言われるように、弘法大師・空海(774-835)は、日本の書聖として尊ばれています。空海はなぜ日本の書聖となり得たのでしょうか?「留学(るがく)」と「本質探究」をキーワードに語ります。どうぞご期待ください。入場無料。詳細は、こちらをご覧ください。