お知らせ - 2011年

地震にめげず 支援の手

 東日本大震災にめげず、学生・教員、あるいはOGが被災者への支援の手を差し伸べています。話題を2題――。

58万円を義援金に 社会生活情報学専攻卒業生・教員有志

受領証 大妻女子大学社会情報学部社会情報学科「社会生活情報学専攻」卒業パーティー委員の学生たちから、ゆうちょ銀行受領証の写し=写真=を添えて、3月24日付で日本赤十字社へ東日本大震災被災者向けの義援金58万463円を寄付したとの報告がこのほど届きました。

 同専攻は、大震災の影響で、22日に都内のホテルで開催する予定だった卒業パーティーを急きょ中止し、諸経費を除く参加費を卒業生・教員一人ひとりに返還することになりましたが、返還する代わりに義援金にあてることに賛同する人をメールで募り、このような多額の寄付に結びつきました。

 呼びかけのメールには、「大妻女子大学で社会のきずなについて深く学んだ私たちは、多くを失った被災者に復興の一助となる義援金を贈ることで、社会に対し何がしかの貢献ができるのではないでしょうか」と趣旨が述べられていました。

 浄財をお寄せになった皆さま、ありがとう。義援金取りまとめにあたった卒業パーティー委員の皆さま、ご苦労さま。キャンセル料を受け取らなかったホテルの皆さまにも厚くお礼を申し上げたいと思います。

酒かすを被災・山田町へ OG横沢裕子さん

横沢さん 大妻女子大学短期大学部OGで、岩手県紫波町で清酒を醸造する月の輪酒造店常務・杜氏(とうじ)、横沢裕子さん〔写真(右)、平成7年家政科卒〕は、同県山田町へ、3月20日、救援物資として酒かす100キロなどを送りました。同町は大地震による大津波で堤防が決壊し、町の中心部で大火が発生しました。「避難者の方たちがかす汁で温まってほしい」と横沢さんは話しています。

 実は、横沢さんがこの冬丹精込めてかもした吟醸酒「月の輪」は、大震災発生前々日の3月9日、盛岡市の岩手県工業技術センターで開かれた平成23(22酒造)年度岩手県新酒鑑評会で、前年に続いて金賞を受賞しました(前年は、さらに首席の岩手県知事賞第一位もダブル受賞)。県内醸造場21場が出品した吟醸酒87点の中から金賞9銘柄のひとつに選ばれたのですが、喜びに浸る間もなく、大地震が発生。幸い月の輪酒造店は、内陸部にあるので、大津波の被害はありませんでしたが、レンガ造りの煙突が折れて、屋根は破損し=写真(左)、清酒を入れる一升瓶も入荷難だそうです。でも社業切り盛りの傍ら、横沢さんは義援金集めに積極的に取り組んでいます。