お知らせ - 2011年

卒業を祝う会開く コミュニケーション文化学科 ,

 東日本大震災の影響で3月19日の卒業式と同21日の謝恩会を中止した文学部コミュニケーション文化学科(コミ文)卒業生を集めた約7カ月遅れの「卒業を祝う会」が10月8日に開かれて、どんな感慨をお持ちになったのか、大野真教授に原稿を寄せていただきました。

 東日本大震災の影響で3月19日の卒業式と同21日の謝恩会を中止した文学部コミュニケーション文化学科(コミ文)卒業生を集めた約7カ月遅れの「卒業を祝う会」が10月8日に開かれて、どんな感慨をお持ちになったのか、大野真教授に原稿を寄せていただきました。

若い血を寿(ことほ)ぐ

 10月8日、土曜日の午後、千代田校アトリウムにて、平成22年度コミ文卒業生たちを「祝う会」が催された。参加した卒業生の数は70人近く、教員と助手は病気療養中の1人を除いて全員が顔をそろえた。7カ月前まで学生だった彼女たちはそれぞれ少しずつ大人びて、華やかさと、厳しい社会の風にさらされていることの微(かす)かな疲れを感じさせて、なかなかの風情を漂わせていたと言えよう。
 この学年はコミ文開闢(かいびゃく)以来初めて、「卒業パーティー」ではなく、言葉の真の意味での「謝恩会」を計画してくれていた。それだけにあの未曽有の大災害で、計画していた会が中止になったとき、謝恩会委員たちがどれほど無念の涙を流したか、われわれ教員と助手はよく知っている。
 しかしアトリウムでこうしてみんなが無事に再会できたことは何よりの幸せであったと言えるだろう。「天を恨まず」。被災し、自らも3人の親友を失った気仙沼の中学3年生の少年が、卒業式の答辞で号泣しつつ述べた言葉である。日本の若い血は素晴らしい。(文学部コミュニケーション文化学科・大野真)

集合写真