お知らせ - 2011年

中学生が大妻女子大で実験 大・中教育連携

石井准教授、授業風景 大妻女子大学と中学校との教育連携として、9月8日、多摩キャンパスへ東京・多摩市立鶴牧中学校3年生111人が来校し、同中の「理科」の授業の一環としての実験「植物からDNAを抽出してみよう!」が行われました。

 実験は、同中学3年の3クラス(1クラス37人で構成)を午前2クラス、午後1クラスの3回に分けて実施され、中学生たちは、社会情報学部棟1階にある2つの実験室で、それぞれの授業を担当する社会情報学部・環境情報学専攻の細谷夏実教授、石井義孝准教授=写真(左)=の説明を聞き、生田茂、櫻井四郎両教授のサポートを受けながら実験を行いました。ほかに同専攻3年の学生5人が実験を見守り、授業を補佐しました。

 この日の実験は、細谷教授と学生10人が8月19日に同中で行われた小中連携体験授業(理科)で授業補佐をしたことに続く、この夏の本学と初・中等教育との連携事例となりました。(写真とニュース提供・環境情報学専攻

ブロッコリーからDNA抽出

 生徒たちは、ふたり一組ずつのグループとなり、身近な野菜であるブロッコリーからDNAを取り出すことに挑戦しました。日ごろDNAという言葉を耳にしていても、もちろん実物を見たことがある生徒はいません。生徒たちは、大学の実験室で普段は使ったことのない遠心機や器具類の操作に悪戦苦闘しながらも、ブロッコリーからDNAを見事に抽出し、「本当に取れた!」「DNAが見られるとは思わなかった」「おもしろかった」と、次々と驚きや喜びの声を上げました。

 実験終了後、生徒に対し大学で行っている研究やゼミについて説明しましたが、今回の実験で生物をはじめとする理科の面白さに目を見開かれたのか、多くの生徒が興味津々の様子でした。その後、個人的に研究室を訪ねてきた生徒もいます。中学生には日ごろほとんど縁のない「大学」ですが、教育連携し大学の研究現場をじかに体験してもらったことが新たな興味や学びの意欲の芽を育むきっかけになったようで、そのことは中学校通信「鶴牧中だより」(2011年9月16日号)に掲載された記事「大妻女子大学への訪問授業9/8」の[授業のお礼と感想]の記載からもうかがわれます。

 環境情報学専攻では、「これからも定期的に地域の小・中学校と連携し、児童・生徒へ研究のワクワク感を伝えるとともに、地域の学びのハブ(車輪の軸)としての役割を担えるよう頑張っていきたい」と教育連携の意欲を話しています。

実験の様子

 実験の様子(写真左から①実験説明②実験器具作り③ブロッコリーを刻む④抽出液を遠心管に入れる⑤遠心分離機にかける⑥試薬をかけてDNAを見る)