大学院

大学院人間文化研究科の紹介

領域横断型の研究科で自立への羽ばたきを

大学院人間文化研究科は、縦割による弊害をなくすために1研究科体制を採った領域横断型の複合研究科です。人間の生活と文化全般に関して、個々の専門性を重視しつつも、広い視野と学際的・総合的視点に立って、理論的・専門的・実践的な高度の教育研究を推進します。

教育研究上の目的

人間文化研究科は、生活科学、人文学、社会学、人間学などの人間の文化全般に関して、広い視野と学際的・総合的視点に基づいた理論的・専門的 ・実践的な高度の教育と研究を行うことにより、社会関係資本の重要性が増す今後の社会をリードできる人材を養成することを目的とする。



人間生活科学専攻の教育研究上の目的

<修士課程>

人間生活を、被服、食物、保育、家庭生活などの研究の枠を超え、人間、発達、心理、社会、環境、生態、健康、教育、文化などと関連させながら、生活を総合的科学として捉えると同時に、生活の知を探求することができる人材を養成することを目的とする。

<博士後期課程>

人間生活科学専攻(修士課程)における健康・栄養科学、生活環境学、保育・教育学の専門領域の研究・教育をさらに深化発展させ、高度な専門的知識・技術を駆使して、広く人間の生活現象に関わる諸問題を真摯に探求し、解決することができる人材を養成することを目的とする。

言語文化学専攻の教育研究上の目的

<修士課程>

日本と英米の文学と言語を中心とした専門領域の研究・教育を基盤として、さらに、近年内外で展開する政治、経済、文化の流動化に応え、洋の東西にまたがる国際情勢と文化の動態を柔軟に取り込む知の枠組を確立し、実践することができる人材を養成することを目的とする。

<博士後期課程>

言語文化学専攻(修士課程)における日本文学、英語文学・英語教育の専門領域の研究・教育をさらに深化発展させ、内外で加速度的に流動化する社会・文化の動態を読み解き、多様化し先鋭化する研究分野の動向や理論の展開に柔軟かつ強靭に対応して、自立した研究活動の成果を挙げることができる人材を養成することを目的とする。

現代社会研究専攻の教育研究上の目的

<修士課程>

より広義の社会学的な観点から、高度情報社会が要請する専門的学問領域と専門的職業領域との連携を図り、市民としての主体性とコミュニケーション能力ないしは臨床能力を備えて、現代社会に実質的に貢献できる人材を養成することを目的とする。

臨床心理学専攻の教育研究上の目的

<修士課程>

臨床心理学的アセスメント、心理面接、地域援助の理論と技法を修得し、さらに科学的思考と臨床的な態度とを身につけ、「保健医療」「福祉」「教育」「司法・犯罪」「産業・労働」などさまざまな領域で、適切な援助、介入及び研究のできる心理臨床の専門家を養成することを目的とする。

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

大妻女子大学大学院は、すでに修得した知識や技術をより一層深めて、広く社会と専門領域に貢献する意欲の高い人、また、多様な経歴や独創的な研究課題をもった人を幅広く求めている。各専攻が求める人は、以下のとおりである。


  1. 人間生活科学専攻は、環境、衣、食、住、行動、子育て、心理、健康などの人間生活に関わる実践的な研究を通じて、高度な職業能力を身につけたい人。
  2. 言語文化学専攻は、言葉と文化を深く研究する中で、自己を形成し、広く社会に貢献していこうとする意思を強くもっている人。
  3. 現代社会研究専攻は、現代におけるエイジングおよびケア、生きづらさ・暴力とジェンダーに関わる社会問題、情報やコミュニケーションの歴史的な展開およびその仕組みに関わる問題を、基本から応用まで真剣に学びたい人。
  4. 臨床心理学専攻は、さまざまな臨床領域において適切な援助、介入および研究のできる専門家になろうという志を強く持ち、共感的理解および論理的思考のできる、社会的スキルを備えた人。


人間生活科学専攻の入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

<修士課程>

人間生活科学専攻は、人間生活に関わるさまざまな企業や研究所、行政機関などの高度な職業能力を必要とする分野において活躍するために不可欠の基礎的な素養と応用的能力を涵養することを目的としている。この専攻は健康・栄養科学、生活環境学、保育・教育学の各専修からなる。各専修では複数の専修にまたがる問題についても学際的に探求できる人材を視野に入れており、次のような志望者を望んでいる。


  1. 環境・衣・食・住・行動・子育て・心理・健康などの人間生活に関わる研究を通じて高度な職業能力を身につけたい人
  2. 生活者として生活素材に興味をもち、それらの研究・開発の専門家を目指す人
  3. 人間の発達と行動のダイナミズムを研究し、その研究成果と得られた専門的能力を職業人として活かしたい人
  4. 発育・発達と臨床の視点から、子どもや子どもの文化、子育てについて理解を深め、障害を支援することに携わりたい人
  5. 職業に就きながら、生活科学に関する実践的な研究を通じて、高度な職業人としての能力を高めたい人

<博士後期課程>

人間生活科学専攻は、生活の主体である人間と生活に関するさまざまな分野を対象として、研究者として自立した研究活動を行うのに必要な高度の能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目的としている。人間生活科学専攻には、生活人間、臨床人間、生活計画、生活素材の領域があり、それぞれの領域または、複数の領域にまたがる問題について生活する人間という立場から総合的な研究も行うため、次のような人を望んでいる。


  1. 自立した研究者としての必要な基礎学力と研究に対する熱意を有する人
  2. 自己の研究と社会の関係に深い関心をもつ人、すなわち、人間の生態、環境、行動、心理などについて研究する人
  3. 修士課程を修了し、あるいはこれと同等の学力を有する人で、本学の人間生活科学の各領域に深い関心をもち、研究意欲をもつ人
  4. 職業に就きながら、上記a・bに関連した研究を行い、自己の能力を高めていきたい人

言語文化学専攻の入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

<修士課程>

言語文化学専攻は、言語と文学として結実する人間のあり様に、さらに文化的な視点をまじえた複層的な事象を研究の対象としている。具体的な対象や領域は、自然発生的で単純にみえるものから技巧が加えられた精緻なもの、静的なものから動的なものまでさまざまである。なにがときほぐされ明らかになるか、それはどのような問いを発するかによる。問い方、そして答えをまとめる技法を身につけることで、成果を世に問うことができる。そして成果だけでなく、問い方、答えのまとめ方も社会の共有財産となる。みずみずしい感性をもち、ことばと文化を深く研究する中で自己を形成し、広く社会に貢献していこうとする以下のような強い意志の持主を望んでいる。


  1. 日本文学や日本語を深く研究したい人
  2. 日本文学や日本語の深い理解力を身につけたい人
  3. 日本語の実践力を高めたい人
  4. 日本の歴史や文化を文学から考え直したい人
  5. 知的で洗練された英語が読める英語のエキスパートを目指す人
  6. 外国語習得理論を深く理解し、専門性の高い英語教員を目指す人
  7. 言語学的な観点から英語のしくみと働きを知り、高度な英語のコミュニケーションに役立てたいと思っている人
  8. 文学作品の専門的研究を通して人間や社会、文化のあり方について理解を深めたいと考えている人
  9. 欧米だけでなく、中国、韓国、ロシアの文化にあらためて高いレベルで取り組みたい人
  10. 実務的能力を発揮して、流動的な文化交流に貢献したい人

<博士後期課程>

言語文化学専攻修了者は、文学・言語・文化を中心とした専門性、文学教育・言語教育や国際文化・日本文化に対する知見、国際的視野に立つ多文化理解力とコミュニケーション能力などを保持した人材が社会から求められているため、学校教育現場のみならず、社会教育にかかわる諸機関、出版・放送などのメディア関係での活躍が期待できる。そのような人材を養成するために、次のような人を望んでいる。


  1. 日本文学や日本語を専門的に研究したい人
  2. 日本の文化や歴史を文学から専門的に研究したい人
  3. 日本文学や日本語に対する深い専門性をもって国際的に活躍したい人
  4. 英語を言語学的観点から科学的・体系的に研究したい人
  5. 英語文学作品やその他のさまざまなテキストを文化的・社会的文脈の中で読み解く能力をもち、文体的感性を高めたい人
  6. 言語学や文学の素養を生かし、英語教育を多角的に研究したい人
  7. 異文化コミュニケーションおよび国際メディア・コミュニケーションに関する高度な研究能力を身につけたい人
  8. 国際的視野から日本文化を捉え、最新の比較文化の理論を踏まえて独創的な研究を推し進めたい人

現代社会研究専攻の入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

<修士課程>

現代社会研究専攻は、現代社会そのものを動かしていく重要な要因となる情報通信技術が引き起こす多様な現象を主たる研究対象とする情報コミュニケーション専修と、現代の深刻な社会問題の背景に潜在しているジェンダーとエイジングに関わる問題を対象とする臨床社会学専修から構成されているため、次のような人を望んでいる。


  1. 現代社会の動態に関して、社会科学の観点から考えようとする意欲をもっている人
  2. 現代の情報通信技術のあり方について、根本的に再検討しようという意欲をもっている人
  3. 現代社会におけるジェンダー問題が引き起こす社会現象に関心をもっている人
  4. 現代の人々の生と死の問題が引き起こす社会現象に関心をもっている人
  5. 大学院での専門的な学習成果を現実社会の中で活用したいという意欲をもっている人
  6. 実際に、現代社会の中で活用している自己の職業能力を今以上に向上させたい人

臨床心理学専攻の入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

<修士課程>

臨床心理学的アセスメント、心理面接、地域援助の理論と技法を修得し、さらに科学的思考と臨床的な態度とを身につけ、「保健医療」「福祉」「教育」「司法・犯罪」「産業・労働」などさまざまな領域で、適切な援助、介入及び研究のできる心理臨床の専門家を養成するため、次のような人を望んでいる。


  1. 基礎的な心理学の知識を備え、論理的思考のできる人
  2. 共感的理解のできる人
  3. 成熟した社会的スキルを備えた人

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

大妻女子大学大学院は、人間の生活と文化全般に関して、広い視野と学際的・総合的視点に基づいた理論的・専門的・実践的な高度の教育と研究を行うことにより、社会関係資本の重要性が増す21世紀の社会をリードできる人材を養成するため、 人間文化研究科に、人間生活科学専攻(修士課程・博士後期課程)、言語文化学専攻(修士課程・博士後期課程)、現代社会研究専攻(修士課程)、臨床心理学専攻(修士課程)を置き、以下の方針に基づいてカリキュラムを編成している。


  1. 修士課程では、学士課程で得た成果をより幅広く発展させ、深い学識と人格を涵養するとともに、新しい専門的な知識と技術を批判的に修得して、自己の専門分野における研究能力と高度な職業能力を養うための教育・研究指導を行う。
  2. 博士後期課程では、修士課程での成果をさらに深化発展させ、より高度な専門的知識・技術を駆使して、広く人間の生活と文化全般に関わる諸問題を真摯に追求し、自立した研究活動の成果を挙げることができる人材養成のための教育・研究指導を行う。
  3. そのために、各専攻の核となる教育課程の編成方針を以下のとおりとする。
    • ①人間生活科学専攻では、人間生活を、総合的科学として捉えると同時に、生活の知を探求することができる能力を培う。
    • ②言語文化学専攻では、日本語文学・英語文学などの個別文化を究めるとともに、変容する文化の動態と向き合い、流動的な国際情勢に対応できる能力や実践力を培う。
    • ③現代社会研究専攻では、コミュニケーション能力の向上を図り、ケアを要する人の回復・支援のための臨床能力と人間関係力、高度情報社会が要請する実践的な情報の分析力と情報活用の能力を培う。
    • ④臨床心理学専攻では、臨床心理学的アセスメント、心理面接、地域援助の理論と技法の修得を通して、科学的思考力と臨床的態度ならびに心理臨床の専門的な能力を培う。
  4. いずれの専攻にあっても、既存の知の枠組にとらわれず、積極的に社会活動・研究活動に貢献できるように、幅広く学際的・総合的な視点にたった教育・研究指導を行う。
  5. 研究指導にあたっては、指導教員と副指導教員の助言のもと、研究計画書・研究指導計画書を作成し、学位取得に向けての組織的・連携的な指導を充実させる。

人間生活科学専攻

人間生活を、総合的科学として捉えると同時に、生活の知を探求することができる能力を培う。


言語文化学専攻

日本語文学・英語文学などの個別文化を究めるとともに、変容する文化の動態と向き合い、流動的な国際情勢に対応できる能力や実践力を培う。


現代社会研究専攻

コミュニケーション能力の向上を図り、ケアを要する人の回復・支援のための臨床能力と人間関係力、高度情報社会が要請する実践的な情報の分析力と情報活用の能力を培う。


臨床心理学専攻

臨床心理学的アセスメント、心理面接、地域援助の理論と技法の修得を通して、科学的思考力と臨床的態度ならびに心理臨床の専門的な能力を培う。

卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

大妻女子大学大学院は、人間の生活と文化全般に関して、広い視野と学際的・総合的視点に基づいた研究を行い、今後の社会活動ないし研究活動に貢献できる以下のような能力を修得した者に、修士の学位、ないしは、博士の学位を授与する。


  1. 修士課程においては、自己の専門分野における幅広くかつ深い知識と技能を持ち、21世紀の社会において指導的な役割を果たすことのできる優れた能力を修得した者。
  2. 博士後期課程においては、自己の専門分野における自立的な研究活動の能力を持ち、21世紀の社会において中核的・指導的な役割を果たすことのできる優れた能力を修得した者。
  3. 修士課程、博士後期課程いずれも、研究科の定める在学期間と単位数を満たし、修士論文、ないしは、博士論文の審査及び最終試験に合格した者。

専攻紹介